東武スペーシア個室席に乗ってみた
日光鬼怒川へ行く時に便利な東武鉄道の特急電車。その一部車両には個室席が備えられています。個室席はいかほど快適なのか実際に乗ってきました。
東武スペーシア
個室席はすべての特急にあるわけではなく、特急スペーシア(100系)でのみ備えられています。まず乗りたい特急が100系なのかどうかを確認します。
東武のホームページで公開されている時刻表にはどの列車が使用されるか記述されていますので、100系が使われている物を探します。
100系が使われる主な区間として
- 浅草〜東武日光
- 浅草〜鬼怒川温泉
- JR新宿〜東武日光
- JR新宿〜鬼怒川温泉
があります。東武のターミナル駅である浅草駅以外にもJR線に直通し、新宿、池袋、浦和、大宮に停車する特急でも一部100系が使われています。もちろんJR線直通列車でも個室席を利用できます。
価格
個室席を利用する場合は通常の運賃、特急料金の他に個室料金が必用です。
個室料金は東武線のみの場合は
価格 | |
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平日 | 3,150円 |
土休日 | 3,770円 |
JR線に跨がる場合は
価格 | |
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JR完結 | 3,150円 |
JR線+東武線 | 6,300円 |
となります。個室料金は部屋単位での購入なので複数人で利用しても上記値段となります。
JRと直通する場合は6300円と少し値が張りますが、個室は4人部屋なので4人で割り勘をすれば1人1600円程度ですみます。
グループでの移動の場合、周りに気兼ねせず喋る事ができますので個室はとてもオススメです。ただ人気で満室になりやすいため早めの予約がオススメです。
スペーシアの個室ですが、個室料金さえ払えば1人での利用も可能です。人混みが気になる昨今ですので、安全安心な移動のため1人でも利用する価値はあると思います。
乗車レビュー
ふと日光へ行きたくなり浅草駅にやってきました。
スペーシア自体乗車するのは今回がはじめてになります。避けていたわけでは無くいつも適当に予約すると新型のリバティになることが多かったというだけなのですが。
個室車両は浅草駅では一番手前の改札側6号車になります。
乗車するとCOMPARTMENTと書いてあり、特別感があります。
デッキから客室に入ると個室が並ぶ廊下に入ります。昔の寝台列車のようなワクワク感があります。もうこの時点でテンションMAXです。
部屋の構造は写真の通り、幅広の2人掛けの座席が向かい合ってボックス席になっています。また真ん中にはしっかりと固定されたテーブルもあります。グループで移動する場合はちょっとしたトランプなども快適にできると思います。
もちろん網棚も上にあるので大きな荷物も問題ありません。
座席の下にはコンセントもあるので携帯の充電なども可能です。スペーシアの一般座席にはコンセントがありませんのでこれも個室席の特権となります。また扉側にくず物入れもありますので、ゴミを捨てに立つ必用もありません。
個室なので部屋の照明を操作したり、空調の操作も可能です。部屋を暗くして外の景色を見ると反射が減りより景色を楽しめます。またWiFiも装備しています。
座席は真ん中の肘掛けが取り出し式になっています。肘掛けをしまい頑張れば三人くらいは座れそうな幅があります。
ただ、横になって大人が寝られるかというと厳しいと思うので寝るのは諦めた方が良さそうです。ただ子供は寝られると思うので旅行の帰りなどに重宝するのではないでしょうか。
個室席は窓も大迫力の大きさです。快適な座席に座り外の景色を眺めていると時間間隔がおかしくなります。浅草から東武線に長距離乗車することは多いですが、これまでの経験と比べても一番時間が短く感じました。この快適な部屋でもっと遠くまで行きたいと思えます。
仙台くらいまで走ってもらえない物でしょうか。
まとめ
本当に一瞬で東武日光に着きました。個室代は多少値が張りますがそれでも乗る価値があるなと思います。
是非、日光や鬼怒川においでのさいはスペーシアの個室を使って移動も楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。
本記事は2020年7月現在の情報を元に記述されています。